2011年7月12日 (火)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

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 監督:庵野秀明、摩砂雪、鶴巻和哉
 脚本:庵野秀明
 主演:緒方恵美

 前回に引き続きエヴァ劇場版:破のレビューを。今作も通算で5,6回は観ているんですが、まだまだいくらでも観ていられそうです。2009年の夏と言えばやはり今作とサマーウォーズのことばかりが記憶に残ってるなぁcatface

 TVシリーズの流れを踏襲していたが故にインパクトの薄かった前作「序」と違い、今作はまさしく「破」。序盤から新キャラクターのマリが登場し、使徒撃破と共に新たなる物語の幕が上がる。その様相はまさしく「破」の全編に亘って繰り広げられる未知のケイオスを象徴しているかのようで、初観賞時に劇場で手に汗握ったのを今でも思い出します。

 美麗なアニメーションと共に遂に登場するヒロイン・アスカ。苗字が変わってもアスカはアスカで、その言動に懐かしさを覚えます。日々の生活と戦いを通して、徐々に人間的に成長していくシンジとレイ、アスカの三人。TVシリーズの悲劇をその姿に重ね合わせてしまうと、嬉しい反面不安も感じてくるわけでbearing

 そしてまぁ、何事もなく終わるはずもなく。後半から一気に物語は急転換、トウジの代わりにエヴァ三号機のテストパイロットとなり、いつかのように浸食されてしまうアスカ。この段階でもうこの先、何が起こるか想像もつかなくなってしまう。「え、アスカをここで!?」と絶叫してしまいたくなりつつも、ただただ見入るしかない。かつてない程にシンジにシンパシーを感じました。

 そして彼の最強の使徒・ゼルエルが来襲。マリが真骨頂とばかりに果敢に突撃するも歯が立たず。レイの特攻も無為に終わり、絶望がネルフ本部を支配した刻。かつての過ちは繰り返さないとばかりにシンジが立ち向かい、そして覚醒。

 「絶望的な状況でも、覚醒すれば何とかなる」みたいな少年漫画のお約束は正直好きじゃないんですが、エヴァだけは例外。TVシリーズにおいていつまでも鬱屈として自らの殻を破れなかったあのシンジの口から「綾波を――返せ」という言葉が聞ける日が来るとはsign01

 これはいい覚醒。

 エンディング後、月面からやってきたカヲル君まで登場して、いよいよ役者の出揃った新生エヴァンゲリヲンはどこに向かうのか? 早く「Q」が観たいんですが、いつになったら続報が入るのでしょうかね……┐(´д`)┌ヤレヤレ

 衝撃に次ぐ衝撃で、初回観賞時の上映終了後の喉がカラカラに渇いたあの状態は今でも良く覚えています。「やっぱりエヴァはモノが違う」と確信した衝撃作、是非是非「序」と併せて観賞して頂きたいですshine

 満足度:4_5star

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2011年7月11日 (月)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

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 監督:庵野秀明、摩砂雪、鶴巻和哉
 脚本:庵野秀明
 主演:緒方恵美

 言わずと知れたTVアニメーションの金字塔的作品、「新世紀エヴァンゲリオン」の完全リメイク版。テレビアニメ時代からのファンにすれば五回十回と観賞しても全く飽きのこない素晴らしい完成度の今作、私も観るのはもう六回目くらいでしょうかhappy02

 「世界を壊滅状態へと導いた「セカンド・インパクト」から15年後。14歳の碇シンジは、特務機関NERVの最高司令官で父親でもある碇ゲンドウから、謎の巨大生物“使徒”と戦う人造人間エヴァンゲリオンのパイロットに任命される。使徒との戦いが困難を極める中、地球存続のための任務を背負う彼らは、ある国家規模の作戦を実行に移すことになる――」というのが物語の粗筋。

 まぁ、世界観の設定とか単語とかは、今で言う「中二病」っぽさがバリバリに出てるのですが、それはそれ。後々の創作物に大なり小なり影響を与えた名作だけに、やはり作品そのものが放つオーラが桁違いsign01 なんて事を思ってしまうのはやはりファン補正が働いている所為なのかもしれませんが、やっぱり少年期を共に過ごした作品だけにもう観てるだけで感動一杯なんですね~shine

 序盤のミサトさんとの出会いとか、エヴァの暴走とか、ヤシマ作戦とか、劇中のあらゆるシーンが最新の美麗な作画によって描かれて、その色彩の豊かさに感動の嵐でした。とりわけラスト、ラミエル戦におけるヤシマ作戦の迫力は劇中トップクラス。目まぐるしく形態変化するラミエルと加粒子砲の超威力、それに対するシンジと綾波のペア。語り継がれる名台詞によって締め括られる四部作の「序」は、それはそれはもう素晴らしいデキでした。

 しかし、難を挙げるとすれば、構成上仕方のないことだとは思いますが、TV版と比べてストーリーラインに大きな変更点がなかったことでしょうか。続編の「破」ならばいざ知らず、今作に限って言えばほとんどは以前の「焼き直し」にしか過ぎず、リメイクということで劇的な変化を求めていると裏切られるかもしれません。

 まぁ、そうは言ってもエヴァはエヴァ。普段はアニメなど観ないという方も、やはり金字塔的作品ということで、見識を広める為にも観て損することはないと思いますhappy01

 

 満足度:4star

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2011年7月10日 (日)

トゥモロー・ワールド

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 監督:アルフォンソ・キュアロン
 脚本:アルフォンソ・キュアロン、ティモシー・J・セクストン
 主演:クライヴ・オーウェン

 知り合いのイギリス人に薦められて観た映画です。原題の「Children of Men」で教えてもらったので邦題の「トゥモロー・ワールド」なんていうお粗末な名前とは露も知らず、レンタルショップで探し出すのに苦労しましたcoldsweats01

 ですが、その苦労の甲斐がある素晴らしい作品でしたよsign01

 Yahooレビューだと3.2点の凡作ということで、如何に彼のサイトのレビューというものが役に立たないのかを改めて痛感させてくれた作品(批判してるわけではなくて)。フィルターをすり抜けていたという方は是非。

 子供が生まれなくなった近未来の世界を舞台とした作品で、多様な人間ドラマが展開されつつ"人類の希望"を巡って戦うというお話。シナリオの秀逸さは勿論ですが、この映画で最も特徴的だったのがカメラワークであることは疑いようもないかと。撮影が連続している、というのでしょうかね。コマ割りとか視点切り替えとかが多用されていなくて、一つのカメラで動きを追うんですね。

 見て貰った方が早いんですけど、物凄く拘っているというか、今までにない見せ方で感動しました。

 総製作費120億円という大作だけあって、映像美もお見事。それが巧みなカメラワークと組み合わさるのですから、もはや一種の芸術と言っても差し支えないほどのものに昇華しています。エンターテイメントと重厚なヒューマンドラマを軸に描きつつ、現代への"警鐘"がしみじみと感じ取れる魂の傑作。観て良かったと心から満足できる一本でしたhappy02

 満足度:5star_2

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2011年7月 9日 (土)

ロビン・フッド

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 監督:リドリー・スコット
 脚本:ブライアン・ヘルゲランド
 主演:ラッセル・クロウ

 「12世紀末。イングランド獅子心王リチャード1世が率いる十字軍遠征隊の中に、数々の武勲を打ち立てた弓の名手、ロビン・ロングストライドがいた。フランス軍との戦闘でリチャード1世が落命したと知ると仲間とともに部隊を離れるが、王の側近たちがフランス軍の闇討ちに合う現場に遭遇する。そこで倒れていた瀕死の騎士ロバート・ロクスリーの遺言、ノッティンガム領主の彼の父に剣を届ける約束を果たすため、ロビンたちはノッティンガムへ向かう。そこでは、彼の新たな人生が待ち受けていた――」というストーリー。

 言わずと知れたイングランドの義賊、弓の名手ロビン・フッドの誕生秘話を描いたアクション大作。先日レビューを掲載した「グラディエーター」のリドリー・スコット監督と名優ラッセル・クロウのタッグだけあって若干デジャヴりますsweat01

 まぁそれはさておき、「ロビン・フッド」の映画といえば1992年製作、ケヴィン・コスナー主演の「ロビン・フッド」がありますね。本作はあちらのリメイクというわけではなく、全くの別物ではあるのですが、やはりどうしても比べてしまうワケで。個人的にはストーリー展開などの点でケヴィン版ロビン・フッドに軍配が上がる印象です。単純な「燃え」ではあちら、脚本の巧みさと映像美ではこちら、という感じかなconfident

 一傭兵に過ぎなかったロビン・ロングストライドが如何にして「ロビン・フッド」になったのか、その経緯を丁寧に描き出す脚本は秀逸でしたshine

 少なからず都合良く場面場面が運びすぎていると感じるシーンもありましたが、「運命的な何か」というのは現代でも確実にあるワケで、そんなに気になりませんでしたね。アクションに関しても終盤の海辺防衛戦は映像美が見事sign01 ロビンのラスト・シューティングの演出も思わず拳をグっと握ってしまうような職人技でございましたpunch

 万人にオススメできる作品であることは間違いなし。
 が、「グラディエーター」には一歩及ばないか、というのが個人的な印象です。

 満足度:4star_4

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2011年7月 8日 (金)

グラディエーター

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 監督:リドリー・スコット
 脚本:デヴィッド・フランゾーニ、ジョン・ローガン、ウィリアム・ニコルソン
 主演:ラッセル・クロウ

 2000年のアカデミー賞で作品賞ほか5部門を受賞した、ラッセル・クロウ主演によるスペクタクル大作shine

 西暦180年、皇帝に絶大な信頼を置かれていた将軍・マキシマスは、皇帝暗殺の罪を着せられ――というストーリー。言わずと知れた大作にして傑作ですが、改めて観賞したのでレビューの方をnote

 リドリー・スコットとラッセル・クロウのタッグとなると直近の「ロビン・フッド」が思い浮かびますが、個人的には扱ってる題材としてもこちらの方が好みでした。かつて名声を欲しいままにした気高き英雄が、しかし濡れ衣落により妻子を喪い、奴隷へと身分をとし――。ドラマティックかつ、ある種王道とも言える燃え滾る展開に、期待せざるを得ない導入部。そこからの物語はまさしくスペクタクル。闘技場での戦いを通して、グラディエーターとして桁外れの力を見せ付ける将軍マキシマスと、彼を取り巻く人間関係、皇帝コモドゥスの焦慮……史実をなぞらえながら(多分にフィクションではありますが)もエンターテイメント性を全面に押し出し、あらゆる要素を非凡の域にまで押し高め融合させた本作は、完成から11年経つにも関わらず全く色褪せない輝きを放っています。

 俳優陣たちの演技に文句などつけようもなく、コロッセオをはじめとするCGなどの映像美も迫力溢れ素晴らしい。不朽の名作という賛辞が相応しい一本ですsign01

 未見の方には自信をもってオススメしたいですねhappy02

 満足度:5star_3

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2011年7月 6日 (水)

容疑者Xの献身

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 監督:西谷弘
 脚本:福田靖
 主演:福山雅治、柴咲コウ

 邦画ですが。

 劇場で観たかった作品なのですが、見逃していたのでレンタルで楽しませてもらいましたhappy01

 一応のオチというか本編中のカラクリはあらかじめ知っていたのですが、そんなことは何の問題にもならないほど、素晴らしい作品でしたsign01 

 福山雅治、柴咲コウ、堤真一、北村一輝、松雪泰子などの豪華な出演陣によって演じられた本作は、TVシリーズの面白さに輪をかけて面白く、尚且つ奥深いものになっていました。「愛」の形は世に数あれど、今作が描いた「愛の形」は間違いなく真に迫る一つの形でしょう。とりわけラストの取調室のシーンなんて、涙なしには語れないcrying

 絶賛しすぎるのも何なので、くだらない揚げ足取りでも一つ。

 良く言われることだけど、究極の完全犯罪ってのはそもそも「死体が出ないこと」。事件にすらならない、それこそが完全犯罪。日本の年間行方不明者がウン万人(こういう統計はアテにならない)、そのうち所在確認取れない人に絞ってせいぜい1万人程度として、更に犯罪に巻き込まれて死んだのが1割の1000人だとしても、年間1000件の完全犯罪が成立してる、と仮定しよう。数字はやや適当ですが。

 何が言いたいかっていうと、石神は二人目殺す必要なかったなーと。一人目の死体はあのまま放置してれば見つからなかったっぽいし、完全犯罪が成立すればアリバイも何も必要ないんだからね。いや、もちろんそうなったら物語にすらならないから、作品としてはダメなんですがsweat01

 ともかく、こういうバカな提案をしてしまうくらい、完成された作品でした。足りない部分、荒削りな部分はあったかもしれないけど、一つのテーマを描く映画として非の打ち所がないと強く思います。

 未見の方には是非オススメしたいですが、TVシリーズはあらかじめ観ておくべきですね。

 満足度:4_5star_5

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